植物観察家・鈴木純さんと「絵本×植物さんぽ」を開催!
- junkosub
- 6月3日
- 読了時間: 3分

2025年5月31日に、植物観察家の鈴木純さんをお迎えして、親子向けの絵本×植物さんぽを開催しました!
当日は朝から雨。でも、雨ならではのスペシャルな会でした。
鈴木純さんは、身近な道端や公園などの植物のガイドをしていて、『シロツメクサはともだち』(ブロンズ新社)という絵本を出版されています。本当に植物のことを愛している純さん、ガイドがとってもおもしろいんです。もう大人も子どもも、目をキラッキラさせて聞き入ってしまう。
絵本専門士は、参加者の方とは初対面なので、少し場をあたためるために、始めはクイズ形式になっている『やさいのはな なんのはな?』(岩崎書店)を読みました。植物好きだけあって、「これ知ってる!」「キャベツ?」と参加してくれる子どもたち。
その後も草原に出かける話などを読んで、虫や草を見つけてもらいました。
今回はなんとサプライズで、絵本作家の稲垣あきらさんがご参加くださり、『くさはらこみちで おさきにどうぞ』(福音館書店)を作家自ら読み聞かせしてくださいました! 絵本のお話もしてくれて、みんな興味津々。
さらに純さんもお子さんとよく読んでいる『14ひきのぴくにっく』(童心社)を、子育ての話もまじえて読み聞かせてくれました。これもスペシャルでした!
『シロツメクサはともだち』は、花と会話するような形式になっているので、2人で対話するように読み聞かせ。シロツメクサ自身が少し枯れてくると、花のひとつひとつの根本に豆ができてきて…と、ぐんぐん生態に引き込まれます。

と、絵本が読み終わったところで、おやおや、ちょっと雨があがったんじゃないですか?
雨雲レーダーを見ると、30分後に大雨が。「シロツメクサだけでも見せたい!」と純さん。じゃあ、今行っちゃいましょう!
全員カッパを来て、シロツメクサが一面に広がっている場所へわあっと直行。
ちょうど豆ができはじめている時期で、もうみんな夢中になって探します。本物だ!こんなにちっちゃい!わあ根がつながってる!
30分後にはきっちり大粒の雨。


後半は、「雨の日に濡れると動き出す植物」のお話を聞きました。
純さんのお庭から持ってきてくれたオランダフウロをみんなに配り、濡らしてみると植物の毛のような部分がくるくる回り出す…。大人も感動です。雨の日だからこその植物観察。
「なんでまわるのか、考えてみて!」「そのアイデアいいね、そうかもしれないね。本当の所はわかってないんだ」
純さんはただ図鑑に書いてあることを覚えるのでなく、自分でこうかな、こうかなと考えて、実際に観察してみることの大切さを教えてくれます。
もうあっという間の2時間半で、みんなまだまだ聞いていたい雰囲気でした。
もっと見たい、もっとやりたい、が溢れている会となって、とても楽しかったです。
今回が絵本専門士ユニットはっちぽっちの初めての主催イベント。
子どもたちの笑い声があふれ、楽しい1日となりました。また来年も企画したいです。
今後もいろいろなイベントを企画していきたいと思っています。その時はまたご案内させてください。
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